ロシアの行く末を決定する重大な事件の舞台として幾度となく歴史にその名を現し、その証たる数多の文化遺産を損なうことなく今に伝え、名実ともにロシアの文化首都として認められるサンクトペテルブルク。
2003年に建都300周年という記念すべき年を迎える同市において、2002年9月に「サンクトペテルブルク国際殿堂展」が開催されました。世界に名だたる”現代アートの殿堂、国立マネージュ”を舞台として、書道家・石丸繁子氏による揮毫実演が行われました。その細く華奢な腕から繰り出されるダイナミックなアートに対し、ロシア人は感嘆の声と絶賛の拍手が会場に響き渡りました。ロシア国営のテレビ局から大手新聞社まで多くのマスコミ関係者が興味を抱いたのは言うまでもありません。