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つづき2
七草
三千の俳句を閲し?二つ
夏草やベースボールの人遠し
一嵐おしろいの花倒れけり
この頃の蕣藍に定まりぬ
芭蕉忌や吾に派もなく傳もなし
鳶見えて冬あたたかやガラス窓
我心猫にうつりてうかるるか
鶏頭の十四五本もありぬべし
病牀の匂袋や淺き春
行く秋を生きて歸りし都哉
稲の秋命拾ふて戻りけり
面白う黄菊白菊咲きやたな
繪かきには見せじょ庵の作り菊
手凍えて筆動かず夜や更けぬらん
霜やけや娘の指のおそろしき
煤拂や神も佛も草の上
煤はきのここだけ許せ四畳半
冬籠書齋の掃除無用なり
音もせず親子二人の冬こもり
春待つや只四五寸の梅の苗
足柄はさぞ寒かったでござんしょう
梅活けて君待つ菴の大三十日
「小生は孤立すると同時にいよいよ自立の心つよくなれり
死はますます近きぬ
文学はやうやう佳境に入りぬ」
今年はと思ふことなきにしもあらず
のどかさや杖ついて庭を徘徊す
鶯の鳴けども腰の立たぬなり
蓁蓁(しんしん)たる桃の若葉や君娶る
思ひ出の月見も過きて分れけり
碌堂といひける秋の男かな